森博嗣の「すべてがFになる」について書く。
あらすじ、「」内はWikipediaから。
「犀川研究室の旅行で、愛知県にある妃真加島(ひまかじま・架空)に向かった犀川創平と研究室の面々。犀川の恩師の娘である西之園萌絵も研究室の正式なメンバーではないが参加していた。妃真加島にはその所有者である真賀田家が設立した真賀田研究所があり、実は萌絵は研究所と多少の関わりがあったのだ。
真賀田研究所には優秀な研究者が集い、(世間の常識からは少し外れているが)彼らなりの論理・生活形態とそれを許容する環境の下で精力的に研究を進めている。その頂点に君臨するのが、真賀田四季博士。彼女は現存する最高の天才で、名実ともに研究所の活動の中心人物であった。そしてまた彼女は過去犯した殺人によっても有名人物であり、研究所の一画に隔離されている存在でもあった。
萌絵の提案で研究所を訪れた犀川と萌絵の前に、不可思議な死体が姿を現す。更に続いて起こる殺人事件。2人は研究所で起きた事件の謎にとらわれていく。」
あらすじ長すぎワロタ。
この小説はシリーズが数多くでていて、その一作目にあたるのが、多分これ。
一言で言えば、文系殺し。
小説なのに文系殺しとはどういうことかというと、
この小説はコンピューターの知識がないと非常に読みずらい。
俺は幸いわかる範囲だけど、一般層がLinuxとかわからないっしょ。
事件を解明するアプローチ自体は文系でも問題ない。
普通のミステリ小説だ。
しかし随所にちりばめられたコンピューター用語が物語の鍵になっていることもあるので、
なかなか推理するのは難しいかも。
でもな。おもしろいよこれ。
なにがおもしろいって、これは人物がおもしろい。
登場人物がみんな理系脳というか、うん。
高校文系だった俺には違和感がぬぐえない思考しとる。
なんか機械っぽく感じるんだよね。でも理系の人が読むとわかるわかるwww
って感じるって噂をネットできいた。
あとはこのシリーズの2作目。
「冷たい密室と博士たち」の台詞ですごいいいのがある。
以下その台詞。
「面白ければ良いんだ。面白ければ、無駄遣いではない。
子供の砂遊びと同じだよ。
面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか。」
これが俺の胸に響いた。
面白ければいいんだ。面白ければ、無駄遣いではない。
子供の砂遊びと同じだよ。
だから俺のネトゲやってる時間は無駄じゃない。
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